Rollei 35 のシャッター粘りを修理する

Rollei 35 によくある低速シャッター粘りの原因と修理手順

概要

Rollei 35 でよくある「低速シャッターが粘る」症状について、 実際の分解修理を元に原因と対処法をまとめる。

今回の個体では 油脂劣化によるガバナーの動作不良 が原因だった。


症状

以下の症状が出ていた。

  • 1/30 以下でシャッターが閉じるまで数秒かかる
  • 1/125 以上は正常
  • 巻き上げは軽い

分解画像貼り付けテスト


原因の特定

Rollei 35 の低速は、以下のガバナー機構で制御されている。

シャッター → ガバナー歯車 → 遠心ブレーキ → 時間制御

分解手順(要点のみ)

⚠️ 前提:軍艦部まで分解経験がある人向け

1. 上カバーを外す

  • ASA ダイヤル下の止めネジに注意

  • フレキ断線しやすい


2. シャッターユニット露出

この位置でガバナーが確認できる。


清掃と再組立

使用した溶剤

  • 無水アルコール

  • ベンジン(少量)

※ CRC や接点復活剤は **絶対に使わない**


動作確認

修理後、各速度での実測値を以下にまとめた。

設定速度 修理前 修理後
1/8 約2秒 約0.13秒
1/15 約1秒 約0.07秒
1/30 正常 正常

補足:現像データ管理用サンプルコード

フィルム現像時のログを簡単に残すための Python スクリプト例。

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from datetime import date  log = {
         "film": "Kodak TRI-X 400",     "camera": "Rollei 35",     "developer": "D-76",     "dilution": "1+1",     "temperature": 20,     "time_min": 9.75,     
         "date": date.today().isoformat() 
}  for k, v in log.items():     
print(f"{k}: {v}")

→ 現像条件の再現性確保に便利。


注意点・失敗例

  • ガバナーに注油すると 必ず再発

  • バネを外すと復元が困難

  • 無理ならシャッターユニット交換を検討


まとめ

Rollei 35 の低速粘りは、
注油ではなく完全脱脂が正解

時間はかかるが、構造を理解すれば修理可能な部類。

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